読みもの薬と副作用

育毛剤と発毛剤の違い。ドラッグストアで迷わないための基礎知識

更新: 2026年10月4日

一般に知られている情報を、治療中の一個人が整理したものです。効果や副作用には個人差があり、ここに書いた内容は効果を保証するものではありません。

ドラッグストアの棚の前で、パッケージを見比べて立ち尽くす。どれも効きそうな名前で、どれも同じに見えます。

いちばんの違いは「分類」

育毛剤 発毛剤
分類 主に医薬部外品 医薬品
目的 抜け毛の予防、いまある髪を健やかに保つ 髪を生やす(発毛)
代表的な成分 商品によってさまざま ミノキシジル

名前は似ていますが、目的が違います。「生やす」ことを目的に医薬品として認められているのは、発毛剤のほうです。

発毛剤(ミノキシジルの塗り薬)

国内で市販されている発毛剤には、ミノキシジルという成分が入っています。治療薬の種類で書いた「発毛を促す塗り薬」と同じ成分です。

  • 第1類医薬品に分類され、購入時に薬剤師からの説明があります
  • 頭皮のかゆみ、赤み、かぶれなどの副作用が知られています
  • 持病がある人、ほかの薬を使っている人は、使う前に薬剤師や医師に相談が必要です
  • 男性用と女性用で濃度が違います。女性は男性用を使わないでください

毎日の塗り方のコツは、塗り薬(外用薬)の使い方に書きました。

育毛剤

育毛剤は、頭皮の環境を整えたり、抜け毛を予防したりすることを目的としたものです。AGAの進行そのものを止めるものではない、という点は知っておいたほうがよさそうです。

頭皮ケアの位置づけで書いた「脇役」にあたります。

市販の発毛剤だけで足りるのか

ここは誤解されやすい点です。発毛剤は「生やす」側の薬で、AGAの「進行を抑える」側の薬(飲み薬)は、市販されていません。医師の処方が必要です。

つまり、市販の発毛剤だけを使っている場合、進行を抑える手段は使っていないことになります。どちらが必要かは状態によるので、医師に相談して決めるのが確実です。

買う前に確認したいこと

  • それは育毛剤か、発毛剤か(パッケージの「医薬品」「医薬部外品」の表示)
  • 自分の抜け毛の原因は、本当にAGAか
  • 続けたときの1年の費用はいくらか

「とりあえず買ってみる」前に、AGAは自力で治せるのかもあわせて読んでみてください。