AGAはなぜ進むのか。仕組みと、気づくためのサイン
一般に知られている情報を、治療中の一個人が整理したものです。効果や副作用には個人差があり、ここに書いた内容は効果を保証するものではありません。
周りはまだフサフサなのに、自分だけ生え際が後退してきた。写真を撮るたび、風が吹くたび、照明の下に立つたびに気になる。それでも「歳のせいかな」で片付けたくなります。その間も、毛根は黙って引退の準備を進めているようです。
AGAは「進行性」と言われている
AGA(男性型脱毛症)は、放っておくと少しずつ進むタイプの脱毛症だと説明されています。風邪のように、寝ていれば元に戻るものではない、というのが一般的な理解です。
仕組みとしてよく説明されるのは次の流れです。
- 男性ホルモン(テストステロン)が、体内の酵素の働きで別のホルモン(DHT)に変わる
- DHTが毛根に作用して、髪が育つ期間が短くなる
- 太く長く育つ前に抜けるようになり、細く短い毛が増える
つまり「急にごっそり抜ける」というより、「一本一本が育ちきらなくなる」イメージです。遺伝の影響も大きいと言われています(薄毛は遺伝するのか)。
気づくためのサイン
よく挙げられるのはこのあたりです。
- 生え際が以前より後退した
- 頭頂部の地肌が見えやすくなった
- 髪が細く、やわらかくなった
- 抜け毛が増えた状態が続いている
やっかいなのは、毎日鏡を見ている本人ほど変化に気づきにくいことです。数年前の写真と見比べると、分かりやすくなります。
場所ごとの見分け方は、M字・生え際、つむじ、抜け毛の本数に分けて書きました。
抜け毛の原因はAGAだけではない
ここは大事な点です。抜け毛や薄毛の原因はAGAに限りません。円形脱毛症や、ほかの病気、薬の影響、強いストレスなどでも起こります。
「たぶんAGAだろう」と自分で決めて対処するより、一度医師に見てもらって原因を確かめるほうが確実です。
早いほうがいいと言われる理由
進行性ということは、気づいた時点がいちばん髪が残っている時点、ということでもあります。「まだ大丈夫」と言い続けるのは簡単ですが、毛根のほうは待ってくれないようです。
では何ができるのか。続きは治療薬の種類と役割にまとめました。変化に気づくための経過写真の撮り方も、早めに始めておくと役に立ちます。